南極半島とサウスジョージア島へ
南極半島とサウスジョージア島へ
ブエノスアイレス泊+ブエノスアイレス/ウシュアイア間のフライト+送迎
南極大陸とサウスジョージア島の間に位置する地球最南端の海域で、氷に覆われた美しい風景、南極を象徴する動物たち、そして偉大な極地探検の歴史に思いをはせる18日間のクルーズをお楽しみください。
大西洋と太平洋の境界に横たわるドレーク海峡。この海域は、「吠える50度」、「叫ぶ60度」と呼ばれるほど、強風が吹き荒れ、荒波が船尾に打ち付けます。空を見上げれば、自らの住処に船を導くかのように飛びまわるマダラフルマカモメの姿が見えることでしょう。船は海峡の先にある、南極最初の陸地を目指し進みます。
連なる山々の景色が、海に流れ込む巨大な氷河へと移り変わり、卓上氷山は南極海の真っただ中を漂います。遠くには揺らめく海氷。氷は、ありとあらゆる形で南極を彩ります。船上では、ポナンのエクスペディションガイド陣が、南極のユニークな生態系のをお伝えします。船が海岸線に近づくと、ペンギンたちとの最初の出会いが待っています。ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲ(アゴヒモ)ペンギンなど、驚くべき生態を持った、南極を象徴する鳥たちは、ヒョウアザラシやカニクイアザラシ、ウェッデルアザラシなどと共に、海岸に暮らしています。さらに南下し、ウェッデル海の海域に到達します。
極地探検かアーネストシャクルトンに思いをはせる航路です。シャクルトン卿の探検隊は、船「エンデュランス」が沈没した後、エレファント島に4カ月間滞在し、救助を待ちました。
この歴史的な冒険から1世紀以上経った今、皆さんは同じルートをたどってサウスジョージア島にたどり着きます。1916年、エレファント島から2週間の航海の末、シャクルトンが奇跡的に座礁したのは、雪に覆われた山々の中にあるこの場所です。この伝説的な探検を記念した博物館では、この興味深い物語について詳しく知ることができ、かつての捕鯨基地を訪れれば、そのあまり知られていない時代の生活をかいまみることができでしょう。
極地は天候と氷の状態がすべてを左右する世界であり、そこを訪れることは非常に貴重な体験です。上陸の可否や野生動物との出会いは、約束されたものではありません。どのような体験が待っているのか。それは日々変化し、だからこそ、ポナンのクルーズはその一つひとつがまたとない体験なのです。国際南極旅行業協会(IAATO)が定める安全指針と規範を遵守しながら、船長とエクスペディションリーダーが一丸となり、お客様一人ひとりの体験が可能な限り豊かなものとなるよう、力を尽くします。
High Lights
クルーズマップ
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●極地探検の足跡をたどりながら、南極半島とサウスジョージア群島の自然を満喫するクルーズです。
●経験豊富なエクスペディションガイドと共に、上陸観光やソディアック・ボートによるクルージングをお楽しみいただきます。
●シーカヤックで南極大陸の不思議な魅力に迫ります。国家機関の認定を受けた、経験豊かなカヤックガイドが同伴し、氷が浮かぶ水面を進みます。
●ハイキングを予定しています。
●ポナンのエクスペディションガイドが、野生動物、南極の歴史、地政学、偉大な探検家たち、気候、環境保護、環境に関する研究成果などの様々なテーマに基づき、講義やセミナーを開催します。
●果てしなく続く氷山、流氷、堂々と広がる氷河、雪に覆われた高い山々、サウスジョージアでは黒砂海岸、高山風景、緑豊かな平原など、圧巻の景色をご覧いただけます。
●ザトウクジラ、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲ(アゴヒモ)ペンギン、ヒョウアザラシ、カニクイアザラシ、ウェッデルアザラシ、サウスジョージア島のゾウアザラシ、オットセイ多種多様な海鳥など、野生動物との出会いが待っています。
Cruise Schedule
2025年3月3日
ブエノスアイレス宿泊
2024年3月4日
ウシュアイア
乗船:2025年3月4日 午後4時~午後5時
出港:2025年3月4日 午後6時
アルゼンチン、ティエラ デル フエゴ州の州都であるウシュアイア。この街は、「白い大陸」と呼ばれる南極大陸や南極点を目指す冒険の玄関口としても知られています。アルゼンチンの人々は、この街を“El fin del mundo”(「世界の最果て」)と呼びます。この「最果て」の地は、野生動物が究極のサンクチュアリーとして生息する、肥沃な平野に囲まれた山々に位置しています。アンデス山脈がまっすぐに海へと沈み込む地。ウシュアイアは世界で最も美しい街の一つであり、その名の響きは、地球上の他のどの場所とも異なる、人間を寄せ付けない特別な場所を目指す旅へと、あなたの背中を押してくれることでしょう。
2025年3月5日▶2025年3月6日
ドレーク海峡通過
船がドレーク海峡を通過する間、ぜひ船内設備を知り、南極の知識を深めてください。最初に、エクスペディションリーダーが、極地での上陸の際に必ず従わなくてはならない国際南極旅行業協会(IAATO)が定める行動規範を説明します。その後、ゾディアック・ボートによるクルージングについて詳しくお話しします。南極の歴史と野生動物についての講義も開かれ、クルーズごとに異なる体験を届けてくれる南極探検の魅力をより深く知る機会となります。船の操舵室からは、雄大な海が眼前に広がる、航海ならではの素晴らしい風景をお楽しみください。エクスペディションガイドと船のデッキへ出れば、アルバトロス(アホウドリ)やマダラフルマカモメなど、様々なウミドリたちがドレーク海峡の空を飛ぶ姿をご覧いただけるでしょう。
2025年3月7日▶2025年3月10日
南極半島
世界で他に類を見ない、南極という場所だけが持つ魔法を存分に楽しむ時間がやってきます。夢のような景色が広がる南極半島は、過去も現在も人々を心から魅了し、訪れるすべての人に忘れられない時間を約束してきました。氷が織りなす柔らかな青と白に彩られた壮大な美しさの只中で、貴重な野生動物に囲まれながら、氷の世界をゆく旅は続きます。ペンギン、ザトウクジラ、アザラシ、オオフルマカモメ、さらにはゾウアザラシやオットセイ、そして南極ミンククジラやシャチなど、多種多様な野生動物がこの地を住処としています。天候や航行の状況次第ですが、訪れる場所によっては、こういった野生動物を身近に観察し、極地の美しさを彼らと分かち合う機会があるかもしれません。 船長とエクスペディションリーダーが氷の状態を日々判断し、ゾディアック・ボートによるクルージングや上陸観光を提案します。南極半島が持つ無限の豊かさを実感するアクティビティです。氷河、流氷、卓上氷山、海へとまっすぐに沈み込む山々の峰、火山活動の跡が残るビーチ、研究拠点、絶景が広がる入り江、捕鯨業の名残。南極を象徴するこれらの「顔」を、静寂に満ちた幻想的な世界の中に見いだすことができるでしょう。ジャン=バティスト・シャルコーやアドリアン・ド・ジェルラーシュ、サー・アーネスト・シャクルトンなど、19世紀以降、この無人の辺境地を制覇しようと南極を探検した偉大な冒険家たちの足跡をたどり、航海は続きます。
2025年3月11日▶2025年3月12日
終日航海
洋上で過ごす一日です。船内の様々なサービスやアクティビティを存分にお楽しみください。スパでゆったりリラックスしたり、フィットネスセンターで汗を流すこともできます。季節によっては、船上のプールで泳いだり、日光浴を楽しむのもよいでしょう。洋上の時間は、船内で催される勉強会やショーに参加する機会でもあります。ショッピングをお好みであれば船内のブティックへ。船内には、ポナン専属のフォトグラファー専用のスペースもあります。写真がお好きであれば、旅先の絶景を知るフォトグラファーを訪ねるのもおすすめです。大海原の景色を味わうには、船のデッキへお上がりください。美しい波のショーをお楽しみいただき、幸運に恵まれれば、海洋動物たちの姿をキャッチできるかもしれません。魅力あふれる洋上の「休息」時間を、様々なおもてなしをお楽しみいただきながら、のんびりと快適にお過ごしください。
2025年3月13日▶2025年3月15日
サウスジョージア島
到着:2025年3月13日
出発:2025年3月15日
船は南ジョージア島を訪れます。アンデス山脈から南極半島まで続く海底山脈によって作られた島です。キングペンギン、ジェンツーペンギン、ゾウアザラシ、オットセイなど、地球最南に暮らすありとあらゆる野生動物が、ここを住処にしています。ゴールドハーバーの壮大な氷河やフォーチュナ湾を囲む広大な平原が見られるかもしれません。ソールスベリー平原への上陸が叶えば、この平原を住処とする30万羽を超えるキングペンギンが見られるかもしれません。頭と首の明るいオレンジ色が目印のペンギンたちが一堂に集まる光景は、圧巻の美しさです。
2025年3月16日▶2025年3月20日
終日航海
航海日をお楽しみください。
2025年3月21日
ブエノスアイレス
入港:2025年3月21日
下船:2025年3月21日 午前8時
ラ プラタ川南西岸、大西洋とパンパスと呼ばれる広大な平原の間に位置する港町、ブエノスアイレスは、特色ある南アメリカの都市です。アルゼンチンの首都であり、「南米のパリ」の名で親しまれるこの街は、ヨーロッパの影響を受けた建築と華やかな南米の雰囲気が巧みに入り混じる、独特の美しさを誇ります。碁盤の目状に広がる街は48の区域に分かれています。ベル エポックやゴシック、バロックなど、幅広い様式の建築物が立ち並び、どの区域もそれぞれに異なる魅力に溢れています。豊富な食材が並ぶマーケット、数多く残る文化・建築遺産、情熱的なタンゴのリズム。街の至るところで、旅の喜びを実感することでしょう。
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